memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

KS-3033再評価とか...

UX-1の搬出作業のついでに、スピーカーケーブルをAnalysis Plus ビッグシルバーオーバルからKimberSelect KS-3033(YラグはWBTの銀タイプに交換)に換えてみました。約2年ぶりのKS-3033となります。


実は今のアンプ構成(PL-L + SS-010)でKS-3033を使用するのは初めてなので、ちょっとだけ期待していたりしたのですが、久しぶりに聴いてみたKS-3033はかつての印象とはちょっと違っていました。


“空間感”が出るのはまあ予想通りの結果で、奥行きがかなり深くなりました。ちょっと粒子っぽい響きの感じもイメージ通り。

で、ここからがイメージと違うのですが

  • エッジが立ってシャープな高音。バランス的にも少し高音が勝っているように聞こえる
  • フォーカスがビシッと合って、音像が小さい


という感じなのです。どちらかというともう少し「繊細でフワッとした高音」というイメージだったのですが、全然そんな感じではありません。
2年間も寝ていたので、まだまだバーンイン不足なのでしょうか? それともこれが本来の音で、それがシステム強化によって顕在化したのでしょうか?


良くも悪くも全く予想外の音ですが、もう少し使い込んで音を見極めたいと思います。




●おまけ1
高音のキツさを和らげようと、TL3Nの電源ケーブルをProfessional3からBlackLabel2(UX-1用)に変更してみたところ、さらに高音がキツくなるという結果に!
ここ1週間ほどUX-1を使用していなかったせいだと思いますが、本当にこのBlackLabel2というケーブル(というかNBSのケーブル全般?)は寝起きが悪いです。聴くに堪えなかったので、丸1日通電してから再試聴してみることに。


●おまけ2
UX-1の搬出作業の折にふとPowerbank8(ラックの最下段の棚の下に置いてあるのでちょっと見づらい)を見たところ、一番右側にある“Line Fault”の赤ランプが点灯しています。見づらい場所にあるのでいつ頃から点灯していたのか定かではありませんが、誤作動かもしれないので一旦Powerbank8のACケーブルを外し、再通電してみても状況は変わらず。アイテックΛ5.35を外してみても、他の機器の電源を切ってみてもやはり状況は変わらず。
以前、アイソレーショントランスからPowerbank8に給電してみたところこの赤ランプがついたことがありますが(マニュアルにもその旨注意書きがあった)、ちゃんと壁コンから電源をとっているにもかかわらずこのランプがつくというのは初めてです。何かのトラブルか?
時間が無かったので原因究明は次の週末に持ち越しですが、よもやこの前導入してPowerbank8への給電に使っているPLMMのせいなんてことはないよねぇ。同じメーカーなんだし...。


●おまけ3
これまたUX-1の搬出作業の折、ヒューズ交換をするために天板を開けたついでに内部回路を眺めていたところ、DAC基板上にBBのOPA627APを発見。DACにPCM1704を使っているのは知っていましたが、オペアンプの627APも使っていたんですね。オペアンプの中では好きな音ですが、お手軽にオペアンプを使っていたのかと、ちょっとガッカリ。まあコスト的に仕方が無いのでしょう。ちなみにWadia521もDACチップはPCM1704(ただし最高のKグレード。またUX-1を含む他社機器とは使い方が異なる)ですが、I/V変換回路(スウィフトカレント3D)はディスクリートで組んでいます。最初は専用のカスタムIC(スウィフトカレントチップ)を使っていたらしいけど、音が気に入らなかったのでディスクリートで組み直したそうです。流石の拘りですね。