memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

iD100の不具合?

初日に比べると高域のきつさも徐々に取れてきたcambridge audio iD100。このまま順調にエージングが進み、かつエーワイ電子製の外部電源(11日に到着予定)で駆動すれば“音”については十分に満足がいくレベルになるのではないかと期待しています。



※本体前面2カ所の青色LED:左側はiD100の通電状態、右側はAppleバイスとの同期状態を表示します。ちなみにこのLEDが結構明るいので、夜寝る際に部屋の電気を消すと気になって仕方がありません。そこでiD100の本体を斜めに置いてLEDの光が見えにくくなるようにしました。LEDはノイズ源になっているケースが多いので、このLEDを点灯しないようにすれば音はもっとよくなるのではないかと思います。


ところが昨日試聴している際に不具合?が発覚!
iD100はヨルマ特注のデジタルケーブル(SPDIF/BNC)でm903と接続しています(接続にはBNC-RCA変換プラグを使用)。m903はディマー機能をONにして、操作後4秒でパワーボタン以外の表示が消えるようにしてあります。
ところがiD100を使用している最中、本体消えているはずのm903の表示がついたり消えたりすることに気がつきました。


これはm903の設定が何か変化しているに違いないと思いよく観察してみたところ、m903のS-LOCKの動作LEDがついたり消えたりします。言い換えるとS-LOCKのロックがかかったり外れたりしているわけです。こんな症状は今まで一度も経験したことがありません。
ちなみS-LOCKのON/OFFの際にノイズが入るとか、あるいは音質が変化するということは全く感じられず、音だけを聴いている限り問題はありません。


単純に考えればiD100からのデジタル出力に問題がありそうなので、まずはデジタルケーブルを疑ってみました。ヨルマ特注のデジタルケーブルは元々はG-0の内部ケーブルとしての利用を目的に製作されているため、シールド構造が市販のヨルマのデジタルケーブルとは異なっています(そのため非常に細いケーブルになっているわけですが、これは試聴した結果その方が音が良かったからという理由によるもの)。故に外部からのノイズを拾ってしまっているのではないかと考えたわけ。


そこでTOSーLinkに変更してみようとデジタルケーブルをOPTLINK-5に変更してみました。しかしながら、S-LOCKのロック表示の点滅頻度は多少減少するものの、ロックが外れるという症状は改善されません。
どうやら外来ノイズが原因ではなさそうですが、念のためAES/EBUでも試してみようとWireWorldのGSA5をメインシステムから外してきて試してみた結果、やはりロックが外れます。結論としては、ケーブルが原因ではないということですね。



ということは、iD100のデジタル信号自体に問題があるか、あるいはm903のS-LOCKがおかしくなったのかどちらかが原因と思われます。


そこで今度はND-S1を持ってきてm903に接続してみたのですが、ND-S1ではS-LOCKのロックは安定して点灯しています。これはヨルマ製ケーブルでも、OPTLINK-5でも同様。
どうやらiD100の方に問題がありそうな気配です。


それでは他のDACではどうかということでiD100のデジタル出力をM1-DACに入れて試してみましたが、M1-DAC側のロックが外れるとか音がおかしくなるということは全くありませんでした。


以上の実験から推察するに、どうやらこの不具合はiD100とm903との間の相性問題かもしれませんね...。
デジタル接続ってこういうトラブルが結構あるので困りものです...(T_T)


その後の実験により、ロックが外れる頻度にはバラツキがある(外れやすいときと比較的安定しているときがある)ことがわかりました。iPodリッピングしてあるアルバムによって違う気もするので、もしかするとiPod内のデータとiD100との間の問題かもしれません。
だとするとND-S1のノイズ問題の最重要容疑者であるAIFF/48KHzでのリッピングが、iD100に関しても不具合の原因なのかも...。
とりあえずAIFF/44.1KHzでリッピングしたデータでも同様の症状が起きるかどうかを試してみたいと思います。
いやはや、なかなか思い通りにはいかないですね...(^_^;


ところで、iPodを保護ケースに入れたままだとiD100の付属のアダプタが使用できないという話を先日の日記で書きましたが、iD100の本体(iPodとiD100の間)にクッションをつけてiPodの背もたれとし、接続端子への負荷を軽減することにしました。



見た目はイマイチですが、iPodを取り付けると隠れてしまう場所なので良しとしましょう。