2005年に購入した三菱製の冷蔵庫の前面左の足の辺りに直径3cm程の水たまりができているのを見つけました。その時は水でもこぼしたのかなと思い、拭き取ってそのままにしていたのですが、1週間くらいして再び水たまりができているのを見つけ、これはおかしいと思って冷蔵庫を調べてみたところ、冷蔵庫の最下段にある冷凍室の下部(冷蔵庫本体内部の最下部)に氷が張っているのを発見!どうやらその氷が溶け出して水たまりを形成している模様。
三菱のサービスセンターに電話して症状を話し、本日修理に来ていただきました。
サービスの方が来られて話を聞いたところ、冷蔵庫の底面にある蒸発皿に水を排水するためのドレインとドリップトレイが何かの原因で詰まって凍ってしまい、ドリップトレイから溢れた水が冷凍室の下に流れ出しているらしいとのこと。
その後実際に冷蔵庫を見てもらったところ、最上段の冷蔵室および2段目の切替室あたりは問題ない(氷結していない)ので、症状としては思ったほどではなかったようです。
ただし作業には冷蔵室以外の全てのトレイを外して内部を分解する必要があるとのことなので、冷凍室にあった冷凍食品を冷蔵室内のチルドルームに移し、何かのためにと凍らせてあった保冷剤をチルドルームに入れ、冷蔵庫の電源ケーブルを外して作業開始です。
下3段のトレイを全部外し、内部を分解するのに大体15分くらい。露わになったドリップトレイは予想通りに凍り付いています。その氷をスチームで溶かしながら氷を全て除去。次に蒸発皿に通じるドレイン内部の氷をスチームで少しずつ溶かしながらドレイン内をクリアにします。
その後、再発防止のためのヒーターを取り付け、分解したパーツを組み付けて作業完了。
当初は2時間くらいかかるかもしれませんと言われていたのですが、症状が軽かったこともあり1時間強で作業は終了しました。凍結し始めてからそれ程時間が経っていなかったため、氷を溶かす作業が思ったよりも楽だったそうです。過去のケースでは、冷蔵室あたりまで凍り付いていたため3時間くらいスチーム作業をしたこともあったそうです。
ネットで調べた限りでは同様の修理の場合少なくとも2万円くらいかかるらしいのですが、実際に請求された金額は1万円弱でした。思ったよりも安いなぁと思って聞いてみたところ、事前に想定していたよりも症状が軽かったので、作業料金をサービスしていただけるとのこと。
修理票の請求明細を見ると、ヒーターの部品代(2600円)、出張料金(2100円)、技術料(4500円)のみが請求対象となっており、作業料は無料になっていました!
社会人になって2年目くらいに学生時代から使用していた日立の冷蔵庫が突然冷えなくなって(コンプレッサーの故障)やはり修理に来ていただことがあるのですが、「コンプレッサーが壊れることはほとんど無いので、保証期間は切れていますが無料ということにしておきます」と、修理代を請求されなかった(保証で修理したことにしていただいた)ことがありました。
今回は日立ではなく三菱ですが、このような対応をしたいただけるとブランドロイヤルティは一気に上がりますよね。
勿論、故障する製品の品質が悪いのだからそのブランドは良くないという見方もできるのですが、何度も繰り返し故障するならともかく、修理してきちんと直る故障であれば(個人的には)特に気になりません。機能が同水準なのであれば、アフターサービス体制が良い(過去に良い対応をしてもらえた)ブランドの製品の方を使いたいと思います。
何にせよ、今回の冷蔵庫の修理で三菱ブランドの評価が上がりました!サービスの方の話ではこの型の冷蔵庫はまだまだ(5〜10年くらい)使えるとのことですが、次に買い替えるときには再び三菱製にしようかなと思いました。