memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

洗濯機の買い替え

BWT3000の画質/音質評価については今週末に書こうと思いますが、最近オーディオ/ビジュアル系のエントリーばかりだったので、今日は違うジャンルの話題を。


実はゴールデンウィークに洗濯機を買い替えました。
以前の洗濯機は乾燥機能のない普通の洗濯機で、かれこれ13年くらい使用。脱水の途中でエラーコードが表示されて止まってしまうという不具合がたまに出るようにはなったものの、まだまだ元気に働いてくれそうだったのですが、洗濯/脱水槽と本体との間の部分が随分と汚れてきており(市販のカビ取りクリーナーなどでは除去できない)、ちょっと気持ち悪くなってきたので思い切って買い替えることにした次第。


購入に際してはパナソニック、日立、サンヨー、シャープの機種を比較検討したのですが、洗濯パンのサイズ、本体の高さ(水道栓が洗濯パンの後の壁についており、機種によっては本体と水道栓が干渉してしまう)、そしてそれぞれの機能とデザインを考慮した結果、パナソニックの斜めドラムNA-VR5600L-Nを選択。



機能だけでいうと日立の風アイロンに惹かれたのですが、日立の洗濯機は幅と高さが大きすぎて我が家には設置できず。
パナソニック、サンヨー、シャープに関しては、まあどれでも良かったのですが、パナソニックが水道栓との干渉リスクが最も低そうだった(サイズ表を見る限り一応どれも大丈夫そうではあったのですが、一番ゆとりがあるのがパナソニックだった)こと、デザインが一番好みであったこと、それとやっぱり白物はパナソニック(松下)製が安心できるかなという理由でもってパナソニックを選択。


設置に関しては、排水溝の位置の関係で排水ホースを直下出しに変更(前面パネルの下部を外して内部部品を取り外し、ホースの位置変更をするいう結構面倒な作業)する必要があって多少時間がかかりましたが、不安視された水道栓との干渉も問題なく、無事に設置することができました。
以前の洗濯機に比べると随分サイズが大きく(特に前方向への張り出しが大きい)、ただでさえ狭い洗面脱衣場がさらに狭くなった感じではありますが、真新しい家電が入るというのは実に気分が良いものです。


新しい洗濯機を使い始めてからかれこれ3ヶ月くらい経ったわけですが、使ってみて初めてわかったことがいろいろとありましたので、書き留めておくことにします。


◎平日帰宅後でも洗濯ができる
これまでの洗濯機には乾燥機能がついていなかったので、脱水した洗濯物は浴室に干して浴室乾燥機(ガス)で乾かしていました。洗濯物の量にもよりますが乾燥には概ね3〜4時間かかる(毛布等だと1時間〜1時間半くらいで乾燥可能)ので、帰宅後に洗濯〜乾燥してしまうと寝る前にシャワーを浴びることができません。
そこで洗濯はまとめて週末に行うことにしていましたが、VR5600Lは乾燥機能がついているので平日帰宅後でも洗濯ができます。帰宅してから洗濯を始めると24時前には終了しているので、乾燥が終わった洗濯物を仕分けしてから就寝という新しいリズムができました。
夏場はこまめに洗濯したいので、この洗濯リズムはとても快適です。


◎洗濯物の仕上がりがふんわり柔らかい
浴室乾燥機を使った仕上がり具合とはビックリするほどの差があります。浴室乾燥機の場合はゴワゴワ感があるのに対し(特にタオル類)、VR5600Lはふんわり柔らか。ちなみにどちらも柔軟剤を使用しています。


×生地が縮む、生地のボリューム感が減る
これもビックリでしたが、タオルの大きさがワンサイズ小さくなりました!下着類も若干縮んだ感はありますが、タオルが一番激しく縮んだかな。
逆に縮んで良かったものもあります。元々の生地に縮み加工がしてあり、浴室乾燥機だと伸びてしまって袖丈が長くなりすぎていたISSEI MIYAKEのシャツが、買ったときの袖丈に戻りました!怪我の功名ってやつです。


△モノによってはしわがつく(乾燥後)
3ヶ月間の使用経験では、コットンパンツ(ズボン)とハンカチは確実にしわがつきます。アイロン掛けしないと取れないくらいのくっきりハッキリとしたしわです。取り説にはその旨ちゃんと書いてありますが、ホントかなと思って試してみたら、やっぱりホントでした。
以降、コットンパンツ、ハンカチ、一部のポロシャツに関しては、洗濯〜脱水までとし、乾燥だけは浴室乾燥機ですることにしました。


×乾燥フィルターの掃除
そこそこの量の洗濯物を乾燥させると一回で乾燥フィルターが綿ゴミ(おそらく非常に細かな繊維クズ)で目詰まりし、乾燥終了後にフィルター掃除のアラームランプが点灯することになります。毎回毎回こんなに繊維クズが出るのならば生地のボリューム感が減るのもわかりますね。
最初は面倒だなぁと思っていましたが、何回か使っているうちに慣れてしまい、今では乾燥が終わったらフィルター掃除をするのが当たり前行動と化しています。アラームがつこうがつくまいが、必ずお掃除です!ちなみにフィルター掃除にはDysonのハンディクリーナーDC16を使用していますが、こいつは便利!


×キッチンマットが洗えない
裏面に滑り止めのゴム加工がされたマット類は洗えないそうです。ていうか、そもそも我が家のキッチンマットのサイズだと丸めても斜めドラムの中に収まりきらないので、はなから洗濯は無理。以前の洗濯機だとマットを丸めて縦に入れれば最高水位で洗えたのですが...。クリーニングに出すか、あるいは風呂場で手洗いするしかないのでちょっと困りもの。


○クッションや靴などの消臭/除菌ができる
キッチンマットは洗えなくなりましたが、逆に今まで洗えなかったクッションや靴などの消臭/除菌ができるのは(精神衛生的に)Good。かの有名な「ナノイー除菌」ってやつですが、どの程度の効果があるのかはちょっと疑問。


△投入すべき洗剤と柔軟剤の量がイマイチわかりづらい
これまでの洗濯機は水位というか水の量(例えば35Lとか45Lとか)に対して投入すべき洗剤/柔軟剤の量が決まっていましたが、斜めドラムの場合は水位/水の量という概念がそもそも希薄なんですよね。
操作パネルには洗濯物の量によって0.6杯とか0.9杯といった洗剤量が表示されますが、この数値は粉末洗剤を基準にしたものなので液体洗剤に対して単純に当てはめることができません。
そこで取り説を見ながら対応する水位(水量)の計算をしてみました。


◆0.6杯
・水30Lに対して20mlの液体洗剤の場合は30mlを入れる
→30L×(30ml÷20ml)=45L
・水30Lに対して15mlの液体洗剤の場合は22mlを入れる
 →30L×(22ml÷15ml)=44L
◆0.8杯
・水30Lに対して20mlの液体洗剤の場合は37mlを入れる
→30L×(37ml÷20ml)=55.5L
・水30Lに対して15mlの液体洗剤の場合は28mlを入れる
→30L×(28ml÷15ml)=56L
◆0.9杯
・水30Lに対して20mlの液体洗剤の場合は44mlを入れる
→30L×(44ml÷20ml)=66L
・水30Lに対して15mlの液体洗剤の場合は33mlを入れる
→30L×(33ml÷15ml)=66L


という感じです。
多少の誤差はありますが、憶えやすいように、

操作パネル上の表示 洗剤投入量(水位/水量)
0.6杯 45L分
0.8杯 55L分
0.9杯 65L分


と単純化して頭に入れています。(ちなみに0.7杯という表示は存在しません)


なお「上質おうちクリーニングコース」「毛布コース」の場合は、“水30Lに対して40mlの液体洗剤の場合、20mlを入れる”と決まっているので(洗える洗濯物の重量が限定されており、それ以下の洗濯物量であれば投入する洗剤の量は常に同じ)、15L分の液体洗剤を入れることになります。


使用する洗剤のタイプと水30Lに対する必要量を予め入力しておくことで、洗濯のたびに投入する洗剤の量を自動的に表示してくれる機能があると便利なのですが…。その程度の機能は苦も無く実装できるはずなんですけどね。



現時点での感想としてはこんな感じ。以前より不便になった点もありますが、総合的には満足してます♪