本来の性能を発揮している状態のBATPUREについて再試聴してみました。ただしBATPURE有り／無しの比較試聴ではなく、常時接続状態での試聴です。従って、比較対象は記憶にある音ということになりますが、今回は明らかに音が違っている（効果が認められる）ので良しとします。
○サウンドステージがやや広くなり、その音場感が明確になった
○楽器へのフォーカス感がややシャープになった結果、楽器の位置関係が三次元的に明快に感じられるようになった
○音が立ってきた結果、演奏のリアル感がやや高まった
△（相対的に）高域のバランスが強くなり、サ行が若干耳につくようになった
△全体として柔らかさがやや失われた気がする
いろいろなジャンルのCDを聞いてみましたが、もともとエコー成分の多い曲の場合にはかなりの効果感を感じます。一方、エコー成分が少ない場合、あるいは録音自体が古かったり録音状態が悪い曲では効果感があまり感じられなかったりします。
JAZZフュージョンやPOPSなどでは同じCDの中でも曲によって音作りが異なったりしていますが、その差がこれまで以上にハッキリと感じられるようになったのが面白いですね。
メリットとデメリットを比較すると明らかにメリットの方が多いので、当面はつけたままにしておこうと思いますが、諸手を挙げて喜べるというところまでは行かないですね。もう少し柔らかさが欲しいなぁ。
まあこのあたりは電源ケーブルの入れ替えなどで何とかできるかもしれないし、BATPUREに使用するケーブルを変えれば音も変わってくると思うので、今後の検討課題にしたいと思います。それとケーブルを交換したせいもあってハンダ付け部分の仕上がりが（見た目的に）悪いので、これも何とかしたいです。今使用しているのをテレビ用にして、オーディオ用にもう1セット購入してきれいに仕上げるという手もあるかなぁ...。
