昨今の経済状況により今年度の我が家の家計も大きな打撃を受けることが明らかとなり、必然大きな買い物は困難な状況となりました。つまりはアンプの買い替えは見送りということですね。
とは言え、何かしないと気が済まないという性は如何ともしがたく、夏のボーナス次第ではiTransportの外部電源と、Wadia521用の新しい電源ケーブルを買おうかなと思ったりしています。もっともボーナスの支給時期を考えると購入は7月くらいになるので、それまでの間に楽しめるような遊び道具はないかといろいろ考えた結果、こんなものを購入してしまいました。AudioTrakのimAmpです。
写真を見れば一目瞭然ですが、所謂ポータブルヘッドフォンアンプ（PHPA）という奴で、会社でiPodを聴く際にさらに良い音を楽しみたいという目論見にて購入。このimAmpはOPアンプの交換が可能となっており、交換して音色の違いを楽しむことができるとのことなので、ヤフオクにてOPアンプの6種比較キットもゲット。こちらは今日の夕方に届く予定。
アンプ、Dockケーブル、OPアンプキットの3点で約19000円程の出費となりましたが、ゴールデンウィークは遠出しないことにしたのでこのくらいは許される範囲かな。(^_^;
PHPAは調べてみるといろいろな機種が出ているようなのですが、DAC内蔵のデジタル入力専用あるいはアナログ入力との兼用タイプが多いようです。今回はアナログ入力しか使用しないのでアナログ入力専用機を物色した結果選んだのがimAmpです。PHPAの中では入門機という位置づけのようですが、会社用なのでこれで良しとしました。
さてimAmpですが、充電用バッテリーを内蔵しており、充電に約4時間、継続使用時間は約8時間となっています。昨日の午前中に届いてから直ぐに充電を始め、フル充電状態からバッテリーが空になるまでPAD・システムエンハンサーをリピート再生してバーンインを実施。出力には普段使用していないイアフォンを負荷として接続し通常の音量にて再生したところ、バッテリーが切れるまでの時間は約7時間半でした。概ねスペック通りのようです。
その後Klipsch・X10を接続して聴いてみたのですが、第1印象としては「まあ、こんなもんかぁ。。。」という感じ。まだ8時間しかバーンインしていないのでこれからもう少し音はこなれてくると思いますが、iPodダイレクトで聴いていたのと比べてビックリするほどは違わないという印象でした。
それから30分ほどPerfumeを聴き、その後iPodダイレクトに変更して同じ曲を聴いてみたところ、「えっ！？」くらいの音の違いが！
●音がクリアで中高域の見通しがよい。iPodダイレクトだと音が曇って聞こえる。
●情報量が多く、音の分離感も良い。これまであまり気がつかなかった細かな音も良く聞こえる。
●音に厚みがある。特に中域。
●低域は比較的タイトな感じ。もっと量感があってもよいかなぁ。
う〜ん、結構違うもんだなぁ...。ていうか、最初にわからなかったということはやっぱり駄耳なのかなぁ...(^_^;
ちなみにSONY MDR-CD900STを引っ張り出してきてimAmpに繋ぎ10年ぶりくらいに聴いてみたのですが、こっちはダメダメの音で直ぐに聴くのを止めてしまいました。しばらく使い込めばもう少しまともな音になるような気もしますが、現時点ではX10の圧勝ですね。特に高域の繊細さやクリアさが比較にならないくらい違います。まあ10年間使っていなかったわけなので仕方がないかぁ。
ヘッドフォンを新調したいという思いも出てきたものの、それをやってしまうとヘッドフォンアンプももっと良いものが欲しくなると思うので自重します。少なくとも今年は...ね。
しばらくはオリジナルの状態で使ってみてその後OPアンプの交換で遊んでみるつもりですが、なかなか価値のある投資でした。(^_^)
