memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

#24 EX CONTACT(接点導通改良材)

期末の忙しさもようやく一段落。4月になると今度は期初の忙しさが襲ってきますが、とりあえず今週末は穏やかな時間を過ごしています。久々の幸せな週末をさらに楽しく過ごすため、最近話題になっているアイテムをgetしました。それがEX CONTACTです。

この手のアイテムとしては「SETTEN PRO CARBON-DIATONIC」、「Contact Clear System」、「接点クリニカ」の3種を持っていますが、今でも使い続けているのは「接点クリニカ」だけ。結局のところシンプルなクリーナーが一番だし、余計な音を付加するようなモノは必要ありません。
そんなわけでこのEX CONTACTも最初はスルーしていたのですが、結構評判が良いようなので商品説明を良く読んでみたところ、基本機能は接点の洗浄効果であり余計なモノは入って無さそうなので使ってみることに。



本剤をごく少量接点に塗布することによって、表面張力極小のシリコンオイルが作用して接点部分のゴミ、汚れ、サビを浮き上がらせます。接点を動かすことによりこれらが取り除かれ、接点の表面が磨かれて導通が回復します。



パッケージを開けると中に3枚の注意書きが...(なして3枚も?)
それぞれの注意書きの要点は以下の通り。

1)液体の性質上、長時間寝かせた状態にすると液漏れを起こすことがあります。
2)液体の表面張力が小さいため、ごく僅かな隙間からしみ出す性質があります。持ち運ぶ際や、使用時には注意して下さい。
3)ふたの内側には特殊なパッキンを入れてはありますが、ビンの口の部分が一旦本製品にて濡れてしまうとパッキンとビン口との間に製品が付着した状態となり、(ビンを寝かせた状態の場合)その部分から徐々にしみ出してきます。それ程流動性の高い製品です。


特に3番目の内容はなかなかにインパクトがあります。結構期待できる......かも?


で、小一時間かけてピュア系の電源ケーブル&信号ケーブルに使用してみました。EX CONTACTを塗る前に接点クリニカにて接点を掃除し、その後適量を塗布。
しばらくおいてから試聴してみましたが、激変というにはほど遠いものの、全体的に音の見通しが良くなった感じで確かに効果はあるようです。もっとも接点クリニカによるクリーニング効果もあるはずなのでどこからがEX CONTACTの効果かはわかりませんが、いつもよりは効果が高いかなぁ。
一つ感じたのは、中高域の音の当たりが若干柔らかく(耳当たりが良く)なったこと。これは接点クリニカでは感じたことがなかったので、EX CONTACTの特徴かもしれません。


その後、今度はSTAXSRM-006t)の筐体カバーを開けて、真空管およびヒューズの接点に、そして電源ケーブルとイアスピーカーのケーブル接点に使用してみました。もちろん上流機器であるトランスポート、DACにも塗布済みなのでその効果もあると思いますが、STAXの方が効果がはっきりとわかりました。音の立体感が明確になり、かつディティールの表現力がアップしています。「これはいいかも!」
STAXの内部なんてこれまでクリーニングしたことがなかったから効果が出やすかったのかもしれませんが、これだけの効果があれば価格だけの投資価値はありますね。


接点の状態が良い場合にはそれなりの効果に止まりそうですが、接点の汚れを落として導通を良くするというオーソドックスな機能性故に、ある意味安心して使える商品だと思います。価格はそこそこ高いですが、1本持っておくと何かと便利かもしれませんね。


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