memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

スターシップ・トゥルーパーズ3(監督:エド・ニューマイヤー)

人類対バグズの戦争は一進一退を繰り返し長期に及んでいた。次々と新種を生み出しながら無限に繁殖し猛攻を仕掛けてくるバグズ。対する地球連邦軍も戦力を増強し,最終局面の第二次バグズ対戦に挑む。1作目の主人公ジョニー・リコをカムバックさせ,刺激的且つ風刺の効いたシリーズの原点に立ち返ると共に,前2作で実現出来なかったパワード・スーツ“マローダー”も遂に映像化。新種の大型バグと最新のメカニック郡との戦いを壮大に描いた人気SFシリーズの第3弾!

【評価】★★☆☆☆


ついにパワード・スーツが登場するということで期待していたのですが、最後にちょっとしか出てこないし、しかも武器としての質感が酷い。何かオモチャみたいな感じで、はっきり言ってガッカリです。
バグとの戦闘シーンも見所は少なく、1→2→3とシリーズが進むにつれてどんどん面白くなくなってきていますね。ストーリー自体はスケールが大きくなって個人的には悪くないと思うのですが、制作予算が少なかったからか、映像的にも演出的にも“これぞ”と言うべきところがありません。なんだかなぁ...。
で、最悪なのがベヘメコーティル(親玉バグ)に捉えられたローラと客室乗務員の女性が“神”に祈ると空からリコ率いる救出部隊が(7人の大天使のごとく)降りて来るというシーン。真剣味がまるでないお祈りや“天使の輪っか”の如き降下シーンの演出といい、ちょっと酷過ぎやしませんか。もともと戦争を皮肉った作品ではありますが、神をも皮肉っているように感じてしまいました。
第1作が素晴らしかっただけにとても残念です。買う価値はないので未見の方はレンタルで充分です。