注文していたJS32が火曜日に届いたので、昨日水曜日、当初の予定通りにDAC64に使用してみました。
まず最初は4点支持(スパイク+スパイク受け)で使用。Quadraspireのラック棚板は多少たわんでいるためアルミホイルにて高さ調整をしたのですが、これがなかなかの至難の業。たかがアルミホイル1枚の厚さなれど、こちらに挟めばあちらが弛むといった具合でベストの状態が見つかりません。
仕方がないので多少妥協をして試聴してみました。空間情報は明らかに増し、かつ高域の伸びも悪くない。低域の量感が落ちるかと思いきやそうでもない。全体的に若干華やかさが増した気はするけれど、これは嫌いな方向ではない...。
当初の狙いであった高域の繊細感はそれなりにでてきたし、一方で特に悪くなったと思える点も見あたらないのですが、何かどうもしっくりきません。
やっぱり高さ調整の問題かなぁと思いつつ、今度は3点支持(前1点・後2点)にしてみました。
4点支持に比べるとこちらの方がしっくりきます......が、やっぱり違和感があります。何かこう、微妙にちぐはぐな感じというか...。
でもまあ、さっきよりは随分と良くなったので3点支持にてしばらく使用してみることにしました。
それでもって今日も帰宅後に試聴をしたのですが、昨日同様やっぱり何かがひっかかります。レンズに指紋がついた状態でメガネをかけているときの違和感みたいな...。
これは相性が悪いのかも知れないと半ば諦めかけたとき、ふと思いついたのがスパイクの直刺し。棚板に傷がつくのでJS32に限らずこれまで一度もやったことは(というか、考えたことも)なかったのですが、ものは試しとやってみることに。よくよく考えてみればQuadraspireを将来売るつもりがあるわけでもないので、多少穴があこうがかまわないのですよねぇ。
ほぉ〜! これまで感じていた違和感は見事になくなっています。空間情報(もしかして付帯音)は多少減りましたがこちらの方があきらかにしっくりきます。
しかも良く聴いてみると、楽器の定位感が凄く良いのです。特に前後の位置関係がピシッとフォーカスがとれている感じになりました。前後の定位だけでいうとこれまでで一番よいかもしれません。時間も遅いので静かめの音楽(女性ボーカル、ヴァイオリンソロ、ギターデュオ)しか聴いていないのですが、あたりのしなやかさもかなり良い感じです。
今日聴いたソースについてはVery Goodですが、シンバルなどの金属系の音がどう聞こえるのかについてはやや不安も...。低域についてもチェックが必要なので、これは明日以降の課題にしましょう。
とは言うものの、無駄な買い物にはならずに済みそうなのでちょっとホッとしました。(^_^;