memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

Real Cable 購入記#6_音について

4連休も今日が最終日。朝から天気が良く絶好の自転車日和だったのですが、昨日からどうも身体がだるいので外出はやめにして、以前からの懸案事項であったReal CableのSPケーブルHD/TDC600とKimberSelect KS-3033(WBT-0680AG仕様)との比較試聴を行いました。ちなみにUX-1はまだバージョンアップから戻ってきていないため、借り物のUX-1Piをトランスポートとして使用しています。(UX-1とUX-1Piは微妙に音が違うのですが、まあ良しとしましょう)
KS-3033を使用するのは約2ヶ月振りなので小一時間ほど音を鳴らした上でまず最初にKS-3033で試聴し、その後HD/TDC600につなぎ替えての試聴です。試聴に使用したCDは次の4枚で、各ディスクから1〜2曲程聴きました。

星影のステラ

星影のステラ

ハイドン:弦楽四重奏曲第77番

ハイドン:弦楽四重奏曲第77番

In Between Dreams

In Between Dreams


◆試聴感想
・KS-3033は響きの情報量が若干多く、ややフワッとした感じの音。響きが多いせいか非常に薄いベールが一枚かかったようにも聞こえる。一方のHD/TDC600は音のエッジがKS-3033よりもやや立った感じで音像が明快。個々の楽器がきっちりと分離し定位している。また音が瑞々しい感じ。
・音場のサイズは左右はKS-3033の方がやや広い。奥行きは同じくらい。
・低域はKS-3030の方がやや豊かだが緩く、HD/TDC600の方が締まった感じ。ただしKS-3033の方が若干低い音まで出ている気がした。
・高域の伸びはさほど差がないが、KS-3033の方が微妙にソフトな印象。
・HD/TDC600はもしかするとKS-3033よりも中域のバランスが強いのかも知れない。


いつもながら語彙の少ない稚拙な感想ですがお許しの程。
それぞれのケーブルの特徴を強いて言うなら、KS-3033は“音場型”でHD/TDC600は“音像型”という区分が可能かも知れません。だからといってそれぞれの単語から受ける印象の違いほどの差があるわけではないのでご注意の程。


この試聴の結果という訳ではないのですが(試聴する前から決めていたことですが)、我が家の常用ケーブルはHD/TDC600に決めました。その最大のポイントは“音場型”とか“音像型”とか、“低域の量感や伸び”がどうとかといった小賢しい理由ではなく、「HD/TDC600の方が音が生き生きとしている感じがする」という点につきます。ピアノの消え際の音なんかはKS-3033の方が魅力的だし所謂ハイエンドっぽい音だと思うのですが、でもHD/TDC600の方が“ちょっと楽しいかな”と感じるのです。


そんなわけでKS-3033はきちんと掃除をしてケースにしまいました。新しいアンプもしくはDACを導入したらまた取り出してきて比較してみようと思いますが、それまでしばらくの間はお休みしてもらいましょう。長い間ご苦労様でした。<(_ _)>


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