- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2008/03/07
- メディア: DVD
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地球外からやってきた謎の生命体。それは眠っている間に人間の習性を変異させ、次々と魂のないレプリカントを生み出していく。ワシントンD.C.の精神科医キャロル・べネル(二コール・キッドマン)と同僚のベン・ドリスコル(ダニエル・クレイグ)は、原因をいち早く究明しウイルス拡大の阻止に乗り出す。生き残る術はただ一つ、決して眠らないこと。誰一人信用できない悪夢のような状況の中、二人はウイルスの侵攻を食い止めることができるのだろうか!?ジャック・フィニイ原作のSF小説『盗まれた街』を製作ジョエル・シルバーが映画化。ある朝突然、インベージョン≪侵略≫が始まる!
◆評価:母を演じるニコール・キッドマンの魅力が一番印象に残りました。ニコール・キッドマンって本当に素敵な女優さんですね。映画自体は、展開や演出に派手さはないもののジワジワッと迫ってくる怖さがあって、最後まで飽きさせずにみせてくれます。わりとお薦め。
「盗まれた街」の映画化としては4回目だそうです。78年の「SF/ボディ・スナッチャー」と93年の「ボディ・スナッチャーズ」は観ているのですが、その2本に比べると、(B級)SFとしての外連味にはかけますねぇ。単純なSF的面白さだったら前作、前々作の方が上でしょう。ただ、SFという枠を外して考えるなら、「インベージョン」も負けてはいないと思います。
それは、やはり原作の面白さを「伝染病のパンデミック」という今の時代においてリアルに感じられる恐怖の枠組みでうまく描いていること、そしてストーリーの中心に「息子を命がけで救おうとする母親」という設定を持ってきて、それをニコール・キッドマンが魅力的に演じていることの2点故でしょう。
地球外生命体が人間を乗っ取ってしまう仕組み〜特に、睡眠と関わりがあることが判明するくだりや、ワクチンが呆気なく開発されてしまい地球外生命体が駆逐されてしまう点など、如何なものかと思う点も多いのですが、芯がしっかりしているので総合的にみればあまり気になりませんでした。
今回はDVDを購入したのですが、BDの方がよかったかなぁと少しだけ後悔しています。まあ、いずれWOWOWでやると思うので、その際忘れずに録画しておきましょう。