- 作者: 田中啓文
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2008/01/25
- メディア: 文庫
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ある遺跡で無数の赤子の骨と一つの壺が発見された。その封印が解かれたとき、人類は未曾有の危機を迎えた。突如、東京では児童殺人が頻発する。そこには必ず虫が大量発生するという怪現象が・・・。その最中、1人の少女が身に覚えのない妊娠をした。頭の中では自分の子を産み、<ベルゼブブ>からこの世を救えという声が響きわたる。ベルゼブブとは? 前人未踏の伝奇ホラーの扉が開かれる!(「ベルゼブブ」改題)
【評価】★★★☆☆
「水霊(みずち)」の著者・田中啓文さんの作品だし、文庫・表4の紹介(上記)を読んで「どう考えても面白いに違いない」と思って購入。
確かにストーリー自体は面白いのですが(でも「水霊」の方が面白かった)、エログロ表現が多すぎたため評価を下げました。エログロってあんまり好きじゃないんですよねぇ...。
それはそれとして「オーメン」でおなじみの“666”(獣の数字)って何故“666”なんだろうと不思議だったのですが(本当は“616”が正しいという研究もあるらしい)、この作品での解釈(オリジナルの解釈なのかどうかはわかりません)には妙に納得感がありました。