memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

Real Cable 購入記#2__ペイパルでの支払いと脱・キンバー

Real Cable HDTDC600を購入すべく、お店にフランス語でメールを送り、支払いをペイパルで済ませました。(^_^)
342.99ユーロの送金は、日本円換算で55,553円となりました。換算レートは1ユーロ=161.97円ということになります。ちなみに本日の為替レートは1ユーロ=157.70円です。ペイパルの詳しい利用説明は読んでいませんが、送金自体は無料なので、この差分は通貨変換の手数料なのでしょう。

ペイパルの利用に関してのTips。海外送金するにあたり、ペイパルのアカウントを作成する際には個人情報の編集ページで住所リストに英語表記のものを予め作成し、それを選択しておかないとだめなようです。そうしておかないと送金先に送られる住所が日本語(2バイトコード)となってしまい、たぶん文字化けしてしまいます。
そんな些細なトラブルはありましたが、ペイパルでの送金自体は非常に簡単です。これならAudigonでの買い物もできるなぁ。


さて、本日のエントリーは、Real Cable HDTDC600を購入しようと思った理由についてです。


1つめは、AA誌・林正儀氏のReal Cable Topazeについてのコメントに惹かれたため。

全くのノーカラーレーション、そして目の覚めるようなワイドレンジ感だ。分析的ではなく、しかし恐るべき解像力で空間の隅々まで描ききる。エネルギー密度に溢れ微弱音の陰影もリアルだ

全面的に信用しているわけではありませんが、少なくとも音の方向性はこんな感じなのでしょう。


2つめは、フランスのケーブルだということ。なんとなくフランスのオーディオの空気を感じてみたい気分なのです。


3つめは、価格が手ごろだったので。このくらいの金額なら、失敗したとしても耐えられる範囲のダメージです。もし使ってみて音が好みに合わなかったらヤフオクで比較的簡単に捌けそうな気もしますし。国内価格が高いので、購入した金額くらいで売れそうな予感。


4つめは、日本ではまだ使用している人がほとんどいないから。人よりも先に試してみるのが好きなので...(^^ゞ 結果的に失敗も多いですが、まあ人柱になるのは嫌いではないですから。


そして5つめ。これが最大のモチベーションなのですが、キンバー以外のスピーカーケーブルに変えてみたかったということ。実は、他のケーブル類は複数のブランドのものを試したことがあるのですが、ことスピーカーケーブルについてはMIT-T2sと今使用しているKimberSelect KS-3033しか使用したことがありません。Guarneri mementoにおいてはキンバーでしか鳴らしたことがないわけです。
先日デジタルケーブルの組み合わせ検討をした結果、キンバーのKS-2020を外すことにしたのですが、その時に「良くも悪くもキンバーの影響力って大きいなぁ」と思ったわけで、「だったらスピーカーケーブルもキンバー以外のものにしたらどうなるのだろう」という思いが頭を過ぎったのです。つまりは「脱・キンバー」の音を聴いてみたいということ。
キンバーの空間描写は決して嫌いではないのですが、今現在は「楽器の実体感や存在感」「生々しさ、リアリティ」が感じられる音の方が好ましく感じています。NBSが好きなのも、またSHM-CDの音を好ましく思うのも、たぶんそういう方向性の音だからなのでしょう。


果たしてReal Cable HDTDC600を入れた音が好みかどうかは、正直5分5分かなぁと思っています。もしかするとつまらない音になってしまうかも知れません。でもオーディオってやってみなければわからないですから!
今現在、お店に在庫は無いようなので(入荷に5〜10日かかるみたい)、何のトラブルもなければ2月の下旬頃までには届くのではないかと思います。今年最初のオーディオ散財は吉と出るか凶と出るか...。何にせよ楽しみが一つできました。