memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

PS3 v1.90ファームウェアの効果

厳密に視聴はしませんでしたが、2枚(といっても1枚1曲なので2曲)のCDを視聴した印象がほとんど同じだったので、自分なりには評価終了。

ちなみに我が家のDAC64では残念ながら(というかカタログスペック通りに)176.4KHzは受けられませんでしたので、88.2KHzへのアプコンとなります。

◆44.1KHz→88.2KHzへのアップコンバート
音が滑らかになります。響きが増えます。サウンドステージが若干大きくなった感じです。44.1KHzよりは88.2KHzの方が好みに近いです。
176.4KHzだともっと違うと思うので、ちょっぴり残念。

◆ビットマッピング
記憶では、v1.8ではSACDの再生のみに適用されていた(確かメニュー上でも「タイプ1(SACD)」となっていて通常のCD再生では関係がなかった)と思ったのですが、v1.9ではCD再生時(アップコンバート再生時?)にも適用されているようです。
当然試してみましたが、これが予想外に音が違いました。
・タイプ1→響きがさらに豊になりサウンドステージも広がる。ただし楽器そのものの実体感が「切」の場合に比べるとやや落ちる。「切」の方がエッジが立った音とも言える。
・タイプ2→何となくですが、タイプ1の延長線上の処理(音作り)と言うよりは別のベクトルでの処理(音作り)のような気がします。タイプ1はすんなり受け入れられたのですが、タイプ2には違和感を感じます。音場感?バランス?う〜ん、特定できません。楽器の実体と響きの成分(直接音と間接音?)とのバランスがなんか変なのかな?境界線が曖昧になり過ぎてるっていうか...。いずれにせよ、個人的にはパス。


アップコンバートについては予想通りという結果でした。ビットマッピングの「タイプ2」については「かないまるさん」の解説を待ちたいところですが、このビットマッピングの効果は結構面白いですね。個人的には「タイプ1」が好きです。と言うわけで、設定は「88.1KHz&ビットマッピング・タイプ1」に固定しました。


で、当然ながらその音とUX-1の音とを比べてみました。ビデオ・アップコンバートにおいてはPS3にやられてしまったUX-1でしたが、やっぱり音に関してはUX-1の方が良いようです。
一聴してすぐ感じたのは、音の力強さ。楽器一つ一つの実体感が強く、そして奏でられる音それそれのエネルギーが強い感じ。特に低音域での差が顕著です。音色が濃いという感じでもあります。そしてもう一つはサウンドステージの大きさ。UX-1の方が明らかに音場が上&左右に広がります。響きの豊かさについてもPS3に劣っているという感じはしません。細かいことをあげ出すとキリがありませんが、総合的評価としてはUX-1の圧勝!いやはや、ちょっとホッとしました。


最後に例の1080/24Hzの件ですが、24Hz再生を「入」にしてみたところA2500の画面には見事に何も映らなくなりました。(設定自体は30秒程で自動復帰しますので、そうなっても焦る必要はありません。)やっぱりA2500は24Hz再生に対応していないということが確認できました。ちゃん、ちゃん!