遅くなりましたがAC Silver1の音について書き留めておきたいと思います。比較対象はPAD CLYO-L2です。
結論から言うと、期待したほど大きくは変わりませんでした。MTB-4のコンセントをULTIMO XXXに替えたときの方が音の変化は大きかったと思います。（壁コンとコンセントBOXの影響力の違いは当然あると思います。機器に近いコンセントBOXの方が影響力は大きいかと。）ただ、細かな部分での変化はありました。
◆高音域が伸びやかになり、かつ繊細感・ニュアンスが増した。
◆音の芯の存在感がやや増した。逆に言うとフワッとした感じがやや減った。
◆背景の静けさがやや増した。
◆中音域のバランスがやや強まった。（ちょっと重くなった）
意外だったのは、AC Silver1に替えても全体としての音の「しなやかさ」「艶」「温かみ」が減少しなかったこと。実はもう少しソリッドでクールな音かと思っていたのですが、そんなことはありませんでした。
何となくですが、AC Silver1に替えたことによってMTB-4改のコンセントであるULTIMO XXX、もしくはAC Silver1とMTB-4改をつないでいるCardas Golden Referenceのキャラクターが以前よりも立ってきたのではないかという気がします。
その結果、今鳴っている音のバランスがどうもしっくりきません。微妙な重さが気になるんですよねぇ...。ディティールは悪くない（良くなった）のですが、ボディ感にちょっとした違和感があるというか...。
ソースによって「いいじゃん」と思えるものもあるのですが、逆に「ちょっと違うかなぁ」と思えるものもあったりします。
と言うわけで、昨日から「どうしたものか？」とお悩みモードに突入中。直感的にはCardas Golden ReferenceとULTIMO XXXのキャラクターがかぶっている部分が多いので、それが悪い意味での相乗効果となっているのではないかという気がします。もしそうだとすると、
1）Cardas Golden Referenceを別の電源ケーブルに変更する。
2）ULTIMO XXXを別のコンセントプラグに変更する。
という対応策が考えられるのですが、CardasとULTIMO XXXのどちらを残したいかというとULTIMO XXXの方なので、Cardas Golden Referenceを変更する方がいいかなぁ...。（つづく）
