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「オーメン」の脚本家デヴィッド・セルツァーが創造した＜人類最後の日＞。
落雷に合いながらも奇跡的に一命を取り留めた少女が発した謎の言葉。
それが黙示録に記された“世界終局”のサインだと知った修道女ジョセファと、天体物理学者のマッシーは、悪魔に支配された人間たちからの追跡を振りきり、その謎を解いていくのだが････。
全米が震えた世界終局の謎とは? 最新SF TVシリーズついに解禁！
基本的には黙示録に預言されているキリストの再臨と反キリストの出現が軸となっており、その謎解きを中心にストーリーが展開します。この手の映画にありがちな虚仮威し的SFXがほとんど無い点が、むしろある種のリアリティを感じさせるという意味で好感が持てます。もっとも、終盤で妖星ゴラスを思わせるような天体が突然出現するところは「う〜ん？」という感じではありますが、まあご愛敬でしょう。
キリスト、反キリストの出現といっても直接的な闘いがあるわけではなく、世界が終局に向かっているという証としてのキリスト、反キリストの出現という位置づけとなっており、「世界を終局から救う」といった何らかの解決が描かれているわけではありません。その意味ではカタルシス無くエンディングを迎えるのですが、これはこれでアリかなと思いました。
ちなみに「オーメン」では反キリストの誕生から物語がスタートしますが、この映画は反キリストの誕生でエンディングとなり、ある意味では（直接ではないにせよ）「オーメン」の前物語的な位置づけとも言えます。
この手のTVムービーは結構当たり外れが多いと思いますが、このレベレーションズはまずまずの当たりではないでしょうか。この間WOWOWで見た「バミューダ・トライアングル」よりは面白かったです。
全6回シリーズ（259分）のTVムービーを3枚に納めたBOXセットとなっており、価格的にもお買い得かな、と。
