バーンイン約20時間時点での試聴です。G-0の内部ケーブルなのでオリジナルケーブルと交換しながらの試聴はできない(面倒くさすぎる!)ので、記憶の中にある音との比較ということになります。そういう意味ではそんなに正確なレポートではないと思いますが悪しからず。
良く聴くCDを5枚ほど聴いた感じの印象は以下の通りです。
◆左右に音場が拡がる。奥行きはそれ程変わらない。
◆間違いなく残響音は増えるし、残響音自体の消え際も繊細になる。
◆粒子を散りばめた感じの残響音ではなく、もう少しアナログ的な感じ。
◆鋭角的な音の角がほんの少し丸みを帯びた感じ。
◆若干だが温かみのある音の方向へシフトした。
残響音が増えるというのは予想通りなのですが、意外だったのは音の質感が変化したこと。語弊があるかもしれませんが、アナログっぽくなった気がします。
以前、フロントエンドのACケーブルを入れ替えた際のレポートで、周波数レンジが拡がったのは良いけれどもちょっとHi-Fiっぽい音になってしまって何となく気に入らないというような話を書いたのですが、その気に入らなかった部分が見事になくなりました。何というか、ちゃんと血の通った音になったという感じです。
いくつかの試聴記を読んだ印象としては、ヨルマのデジタルケーブルってかなりニュートラルな音(AETのURDG系統の音)だと思っていたのですが、AETよりはキンバーセレクトの方に近い印象です。ヨルマのスタンダードタイプのデジタルケーブルとはシールドの仕方が違うので(G-0s/G-0用はテフロンのみ)、そのあたりが影響を及ぼしているのかも。
今、Jack Johnsonを聴きながら書いているのですが、ギターの響きの消え際の感じが凄く素敵なのです!
エージングが進むともう少し音に変化が見られるかもしれませんが、買って良かったなと思います!(高かったけど...)
- アーティスト: Jack Johnson
- 出版社/メーカー: Unive
- 発売日: 2005/02/28
- メディア: CD
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