本日、予定通りプレステ3が届きました。
早速接続をして電源を入れたのですが何故かアイソレーショントランスのブレーカーが落ちてしましまいます。「おかしいなぁ」と思いつつ、ACケーブルをJPS Labsから付属のACケーブルに変更して試してみてもやはりブレーカーが落ちます。「まさか壊れてないよなぁ」と、脳裏を不安がよぎります。
ブレーカーが落ちるということは、一般的に考えれば許容容量以上の負荷がかかったということ。もしかしてと思いマニュアルを見てみると、なんとPS3の消費電力は380W!(リアプロより100W以上も大きい!)こんなに消費電力が大きいとは思いもしませんでした。アイソレーショントランスの許容電力は160W(実質的には120W弱)なのでブレーカーが落ちて当たり前です。(^^ゞ
仕方がないのでアイソレーショントランスからの給電は諦め、STAXを外してオーディオ系から電源を供給することにし、ようやく正常に起動。
しかしながら今度は画面が映りません。おそらく初期設定ではHDMI経由での映像出力になっていないのだろうと当たりをつけ、コンポジット出力用のケーブルをつないでみると無事に画面が映りました。(やれやれ!)
本体の映像出力設定をHDMI出力(1080P)に変更し、音声出力もデジタル端子経由でのPCM出力に設定。これでようやく視聴体制が整いました。
早速BD版の「イノセンス」と「AIR」をざっと視聴。PS3自体のエージングが進むまではちゃんとした評価とは言えませんが、本日時点での感想は以下の通りです。
◆映像
・AIRおよびイノセンスの本編映像を見た感じでは、階調が滑らかでエッジもシャープ。確かに情報量はDVDに比べると多いし画質も良いですが、「悪魔に魂を売っても良い」と思えるほどの高画質という感じではありません。AIRでは輪郭線のシャギーもかなり目立ちます。
・しかしながらAIRの特典映像である「オープニング/ロングバージョン(HDマスター)」に関しては素晴らしい画質です!これこそがBDの実力なのでしょう!逆に言うとHDマスターでないとBDの能力は生かし切れないとも言えます。
・UX-1に比べると、色のりは浅い感じ。これはアプコン映像、HDマスター映像ともに感じた点。PS3側での映像調整ができない(追記:もしかしたらできるのかもしれません。後でチェックしてみます)のでリアプロ側で「色の濃さ」を調整したのですが、それでもちょっと物足りない感じではあります。所詮はゲーム機ということでしょうか。
◆音声
・TOS経由でDAC64に接続した状態での評価となりますが、リニアPCMの潜在能力は素晴らしいです!DVDのMPEG2音声はもとより、DTSのクオリティも凌駕しています。しかしながら低域の力感/量感に関してはUX-1のDVD音声の方が優れています。これはTOS接続の限界ですね。PS3にデジタル同軸出力があればもっと良い音質だろうなと思いますが、ついていないものは仕方ないですね。
ということで、BDの潜在能力は素晴らしいと思いますが、やはりPS3ではその潜在能力を生かし切れていないですね。当面はPS3でBDを楽しむつもりですが、やはりBD専用プレーヤー(もしくはBDレコーダー)の導入は必須のようです。