- 作者: 西尾維新,竹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/01/10
- メディア: 単行本
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「虚刀流はよ、刀を使わないからこそ強いんだ」
伝説の刀鍛冶、四季崎記紀(しきざききき)がその人生を賭けて鍛えた12本の“刀”を求め、無刀の剣士・鑢七花(やすりしちか)と美貌の奇策士・とがめが征く!刀語(カタナガタリ)、第1話の対戦相手は真庭忍軍十二頭領が1人、真庭蝙蝠!
衝撃の12ヵ月連続刊行企画“大河ノベル”第1弾!
西尾維新が挑む時代活劇!こんな物語を待っていた!
西尾さん初の時代物ということで期待と不安が入り交じった思いで読み始めたのですが、読み終わってまず感じたことは「ああ、やっぱり西尾ワールドだ」ということ。確かに時代物の設定ではあるのですが、キャラクターのお惚け具合、荒唐無稽な武技・武器、展開されるストーリーそして会話は、紛れもなく西尾ワールドです。あまりの違和感のなさにちょっと拍子抜け。もう少し驚かせて欲しかったなぁという想いもありますねぇ...。それに、これまでの作品と比較すると密度感がやや薄い感じでもあります。あまり深く考えずに軽〜く読めてしまいます。12ヶ月連続刊行ということなので仕方がないかとも思いますが、ちょっと残念かな。
まあ、まだ12話中の第1話を読んだだけですから即断するのは早計かと...。アトガタリにも
・・・ えーっと、本書は、何でしょう。現時点ではなんとも言えませんが、たぶん、十二本の刀を巡る、剣士の物語です。全十二巻予定の一冊目ということになります。残り十一冊。一冊に一本、刀を集めるという展開になりますが、まあ、話し合いによっては、途中から宇宙編が始まるかもしれませんので、作者的には予断が許されません。・・・
とか書いてありますので、常識無視の度肝を抜くようなストーリー展開に期待したいものです。
何はともあれ今年は毎月西尾作品が読めるわけですから、ファンとしては嬉しくないわけがありません。第2話「斬刀・鈍」は2月1日発売のようです。期待して待ちましょう!
- 作者: 西尾維新,竹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/02/02
- メディア: 単行本
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