memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

つぶらら

つぶらら (1) (アクションコミックス)

つぶらら (1) (アクションコミックス)

とある地方の高校一年生・鈴置つぶら。唯一の楽しみは夕方のテレビ番組に出ているアイドルグループ「キャラメル☆エンジェル」の応援。でも、それをカミングアウトするのはやっぱり恥ずかしい。しかも、なかなか新しいクラスの空気を読みきれず、微妙に会話もぎこちない。その様子をクラスメートたちはクールなキャラだと勘違い。そんなたいしてドラマ性もない設定のはずなのに、何故だかジェットコースターばりのスピードで物語が展開してしまう。驚異のボンクラ女子高生コメディ!?〜帯の紹介文より


それ町」に続く新規開拓“新奇買いたく”第2弾です。
まんが王倶楽部の紹介文を読んで興味をひかれました。その紹介文はこちら。

微妙にクラスにとけ込めずにいるクールビューティ少女はやっぱりヤンキーでした…。そんな夢も希望もない現実は捨てておけ! 実は重度のアイドルオタクでしたと、このギャップが素晴らしいというかそんな女の子に会ってみたいと思った人はこの本に手を伸ばせ。カミングアウトできない女の子が巻き込まれて巻き込まれて…。彼女はクラスメイトに馴染むことができるのか?何故だか目が離せないオタク漫画

購入先のamazonの紹介文(まんが王倶楽部さんごめんなさい(m_m))も帯のそれとほぼ同じ内容なのですが、もしそれだけ読んでいたらきっと買わなかったかもしれません。流石にまんが王倶楽部の紹介文はキャッチーです。見事に騙され煽られてしまいました。(^^ゞ
主人公の女子高生「鈴置つぶら」は“オタク”じゃなくって“重度のファン”ですね。だって、朝刊の新聞配達をし、体育祭の応援団長に自ら名乗りを上げ、足が速く、勘違いされているとはいえクラスの女の子からクールビューティと憧れられ、しかも・・・イエ〜!・・・なんてVサイン出すオンナオタなんて(たぶん)いないし...。正しい認識としては「あずまんが大王」の榊さんをもう少しライトにして微妙に天然を入れ、動物好き設定をアイドルファン設定に代えた感じかな。
まあオンナオタ(大野さんとか荻上とか)漫画という期待は見事に裏切られましたが、作品自体は「おもしろくない...わけではない。(斑目)」というところでしょうか。見どころはズバリ主人公「つぶら」のボンクラぶり(不可抗力的巻き込まれ型ボンクラを含む)に尽きます。 “ギャハハ・・・” という感じではありませんが、思わず “プッ!” と吹き出したり、知らぬ間に顔が “ニヤ〜” となっているなるシーンが満載。読み終わった後、“ほのぼの〜” という気分にさせてくれるこのマンガ、結構好きかも...(^_^)