最近オーディオについての話をほとんど書かなかったのですが、それは先月自宅試聴したCaryの、あの「透明感のある音」がまだ耳に残っているせいだったりします。あの「透明感」を出すには、ケーブルを交換したりアクセサリーをいじったりといった程度では如何ともしがたいということが重々分かっているだけに（つまり今のシステムを多少いじってもあの音が出ないことが分かっているだけに）、今は真剣に「音」を聴く気になれません。どうしても「あの音」を思い出し、そして比較してしまいそうだから...。特にヴァイオリンとピアノの音を聴くのが怖いので、ここ最近はヴォサノバ系やギターメインのCDをBGM的に聴いています。
そんなわけで今はオーディオについて書くことがあまりないというのが実情だったりします。
だからといって「何としてもCaryを手に入れたい」と思い詰めているというわけではなく（まあ2年以内に買いそうな気はしますが）、ここいらでオーディオはちょっと一休みというところでしょうか。考えてみれば今年はガルネリ・メメントを導入するという大イベントがあったわけで、その上さらにアンプの買い替え（買い足し）まで突っ走るだけの体力（資金）はありません。
夏も終わって秋の風が吹いてきたことでもあるし、少しクールダウンしよっかなと...。
ただ、Caryにするかどうかは別としても、次は「アンプの買い替え（パワーアンプの買い足し）」という明確な目標が定まったわけで、しかも目指すべき音の方向性もはっきりしたので、気持ち的には今日の秋晴れのような爽やかな気分ではあります。
しばらくすればCary後遺症も薄れてくると思うので、そうしたらまたヴァイオリンの音を聴こうと思います。気温も湿度も下がってきてオーディオ的にはよい季節ですから...。
