先週土曜日から使い始めたVaria VS4。
VS4で挽いた豆で10回ほどコーヒーを淹れてみましたが、使い勝手については大凡わかったので感想を書き留めておきたいと思います。
※コーヒーまで淹れたのが10回で、豆だけ挽いたのを合わせると20回以上使いました。
※味についてはもちろん悪くはないのですが、現在試行錯誤中なのでコメントは控えます。
⚫︎ 電源の入れ方
マニュアルを読む限りだと「スピード調整ダイヤルを回すとモーターが動き出す」と受け取れるのですが、これは半分正しくて半分誤りでした。
マニュアルには書いてないけど、実はスピード調整ダイヤルを押し込むとスイッチが入る仕組みになっています。

そしてこのスイッチがかなり神経質なやつで、素早く押すと反応しないことが多々あるので、ゆっくりと長めに押してやる必要があります。
この仕組みがわからなかったため最初に使った時は「壊れているんじゃないか?」と思ったくらいで、色々触っているうちにダイヤルが押し込めることに気がつき、ようやく動かすことができました...^^;
一度動かした後、数分(?)以内に再度挽く際にはマニュアルに書いてある通りダイヤルを回すだけで動き始めますが、一定時間が経つとスイッチが切れる(スリープ状態になる?)ので、使う前にダイヤルを押し込んでスイッチを入れてやる必要があります。
※これは明らかにマニュアルの不備だと思うので、メーカーは訂正すべきだと思います。
ちなみに、後日YouTubeで色々調べた際に「最初にスピード調整ダイヤルでスピードを設定し、その後でスイッチを押すと最初から望んだスピードで挽ける」という紹介があったので私もやってみたのですが、我が家の個体ではその使い方はできず、最初にスイッチを押してからでないと動きませんでした。
※エスプレッソ用は低速(150RPM)、プアオーバー用は高速(300RPM)が良いらしいのですが、コールドスタート(ホッパーに豆を入れた状態で作動させる)だとダイヤルを300RPMに合わせるまでの間は低速〜中速で挽くことになるので、ホットスタート(電源を入れて作動させ、300RPMに合わせた後でホッパーに豆を投入する)を採用しています。
デザイン的には電源ボタンとスピード調整ダイヤルが一体化している方がスッキリしていると思うけど、個人的には電源スイッチとスピード調整ダイヤルは独立していた方が使いやすいと思いました。
⚫︎ 挽き目調整
挽き目を調整するグラインド調整カラーはVoigtländerのレンズのフォーカスリングよりも強いくらいのトルク感がある重さで、もう少しトルク感が弱くても良いかなぁ...と思わなくもないけど、高級感を感じさせるフィーリングではあると思います。

大きな目盛は0〜20(2周回せるので目盛数値は0〜9のみ)で、0.1毎の小さな目盛がついていますが、実際には無段階で調整可能です。
マニュアルに掲載されている挽き目の目安によると7〜10がプアオーバー(ドリップ)となっているので最初に8で挽いてみたのですが細かすぎてNG。
次に10にして挽いてみたけどまだまだ細かすぎたので、数値を少しずつ変えて4〜5粒の豆を挽いて挽き目を確かめる作業を繰り返した結果、現時点(今使っている豆)では17.5辺りが4:6メソッドで淹れる場合の最適値のような気はしていますが、まだ確信は持てていません。
※マニュアルでは14〜20はコールドブリューに適しているとなっているから全然違いますね...^^;
※Redditを見るとVS4(VS3も)はエスプレッソ用のグラインダーとして位置付けている方が多いようで、プアオーバー用だったらVS4以外に安くて良いグラインダーがいくつもあるみたいな風潮でした。
※ちなみに"4:6(ヨンロク)メソッド"と言うのはバリスタ世界チャンピオンの粕谷哲さんのプアオーバー用メソッドです。わかりやすい(覚えやすい)のでお薦めです♫
粕谷哲こだわりのコーヒーの淹れ方 46メソッドとは? - PHILOCOFFEA
⚫︎ 粉残り
内部のイオナイザー(静電気制御システム)によって粉の固まりや飛散を防ぐシステムになっているので、挽いた粉が固まることはないし、微粉の飛散も少ないと思います。
ただし、挽いた後でホッパー上部のベローを押し下げて空気を送って微粉を落とす(以下"パフパフ"とします)際にそれなりの飛散はありますね。
しかもパフパフした後でスピード調整ダイヤルを動かしてモーターを作動させると内部に残っていた少量の豆が惹かれて粉が落ちてくるので、本挽きした後で、パフパフ〜作動〜パフパフ〜作動〜パフパフと3回繰り返してようやく粉が落ちてこなくなります。
3回もパフパフすると微粉の飛散は結構あるので、毎回VS4周りを掃除しています...(^^;;
ちなみにRDT(ロス・ドロップレット・テクニック)を使うと微粉の飛散は確かに和らぐけど、3回もパフパフすると結局は掃除せざるを得ないからRDTは使っていません。
※RDTとは、グラインドの前に付属のスプレーボトルを使ってコーヒー豆にごく少量の水(約1回スプレー)を軽く吹きかけ、その後、豆を軽く振って水分を均一に行き渡らせることで豆の表面にごく薄い導電性の水膜を作り、静電気を効果的に逃すテクニックです。
⚫︎VS3からの改良点
これはVS4を購入した後で調べて知ったのですが、VS4の前に発売されたVS3(現在も第2世代が発売中)には大きく3つの問題があったようです。
※VS3発売後に対策を施した第2世代が発売されたようですが、第2世代でも問題は完全には解消されていない模様。
- モーターの力が弱く硬い豆を挽くと途中で止まってしまう(浅煎り豆をエスプレッソ用に挽くと最悪ギアが破損してしまう)
- 使用中に振動でグラインド調整カラーが動いてしまう(ドリフト問題)
- 内部の粉残りが多い
これらについてVS4では
- 高出力モーターの採用
- 内部構造の全面改良
- イオナイザー搭載
によってほぼ解消されているとのことで、私自身はVS3を使ったことがないから比較はできませんが、少なくとも1と2の問題については一度も感じませんでした。
3の粉残りに関してはVS3との比較はできないけど、VS4導入前に使っていたカリタ・ネクストGの方が粉残りは少なかったし微粉の飛散も少なかったように思います。
※VS4がコニカル刃なのに対しネクストGはフラット刃なので、粉残りについては構造的な違いがあるのかもしれません。
※微粉飛散については、VS4のイオナイザーが内部についているのに対し、ネクストGは粉が落ちた直後にイオン噴射をしているという違いがあります。ただVS4の微粉飛散はパフパフの際に起きるので直接の比較にはならないですね。
VS4は今年2月に発売されたばかりなので耐久性に関しては未知数という不安はあるものの、デザインが良くて使いやすいグラインダーなのではないかと(今の所は)思っています。
私自身は購入して良かったと思いますが、価格を考えるとお薦めはしないかなぁ。
※VS3を買うつもりであれば、頑張ってVS4にした方が良いかもしれません。
手挽きにはなるけどTimemore S3の方がコスパは圧倒的に良いのでお薦めです。