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audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

スイフトスポーツのドレスアップ&カスタマイズ #7-② 〜TDI Tuning CRTD4® Petrol Tuning Box

レベル1から7まで15km以上(レベル4はインストール直後の30kmを足して45km、レベル6と7は20km)走行し、学習プロセスを終えました。

TDI Tuningの正確な動作はわかりませんが、基本的にはブースト圧を上げる(本来のブースト圧情報よりも低いブースト圧情報をECUに送ることで、標準設定よりも高いブースト圧を得る?)方向でのチューンだと思うので、学習に必要なのかどうかはわからないけど、全てのレベルでブーストをかけて走る時間を設けました。

どのレベルにおいても、何らかの異常を示す兆候(ワーニングランプがつくとか)は認められなかったので一安心です。


学習プロセス終了後、主にレベル4から6、比較のためにレベル2も使いながら近所の山道やバイパス道路を走ってみましたが、レベル5以上だと明らかに加速が速くなる(つまりはパワーとトルクが上がっている)のがわかりました。

一番わかりやすかったのは、緩やかな上り坂で40kmくらいの速度から5速でブーストをかけて加速した時で、レベル2だと4速に落としたいようなストレスを感じる遅い加速感なのが、レベル6だと明らかに加速が速く5速でも十分という感じです。


メーカー推奨(パワーと燃費のバランスが良い)のレベル4だとノーマルからのパワーアップ感がイマイチで満足感が薄いため、普段街中をトロトロ走る時はレベル4にしておくとしても、高速や山道を走る時はレベル6もしくはレベル5で使うつもり。どちらを常用するかは、それぞれで燃費を確認し、C/Pの良い方を選ぶかな。

レベル7にしないのはどう考えても燃費が悪そうだからです...(^_^;

いずれにしても車内からレベルをアプリで変えられるのはやっぱり便利ですね♪ Bluetoothオプションをつけておいて良かったです。


Bluetoothオプション付で88,000円という価格は決して安くはないけれど、個人的にはつけて良かったなと思っています。


【3/16追記】
1週間経過(学習プロセス終了後、さらに100km程走行)しましたが、インストール直後よりもパワー感がアップしてきた気がします。レベル4でも満足できるくらいになってきたし、レベル6だと加速時のパワー感がかなり凄いです!これならレベル4常用で良いかな。


スイフトスポーツのドレスアップ&カスタマイズ #8-① 〜アルミホイール&夏タイヤを発注

今年は35年ぶり(?)の大雪となった富山ですが、あと1ヶ月もすれば春になるので、懸案であったアルミホイール夏タイヤを購入すべく動き出しました。


ホイールは昔からの憧れだった(高くて手が出なかった)BBSに、タイヤはアコードエアロデッキ以降ずっと愛用してきたミシュランに決めています。

具体的なモデルも既に検討済みで、BBSホイールの方はデザインが気に入ったRG-R(RG784)に、タイヤはMichelin Pilot Sport 4(205/45/R17)です。


ちなみにスイスポの純正タイヤは195/45/R17、ホイールは17インチ/6.5Jだけど、このサイズは結構特殊らしくて選択肢(製品)が限られます。でも205の17インチ/7Jにすれば選択肢は一気に拡がるわけで、実際、BBS RG-Rもリム幅7Jのタイプはあるけど6.5Jは無い故に、205にしてリム幅を広げることは必須でした。

なおMichelin Pilot Sport 4の方は昨年(?)195/45/R17サイズが追加ラインナップされたようです。


先日、1ヶ月点検でディーラーに行った際に営業のTさんに話してみたところ、「うちでも引けるので、多分他より高くなるとは思うけど、一応見積もり出しましょうか」とのことだったのでお願いすることに。

翌日メールで届いた見積金額は、40万円弱でした。


この金額を1つの目安にし、(TDI Tuningの学習走行のついでに)カルバン富山本店に行って価格を聞いてみることに。

実は当初はスーパーオートバックスかジェームズにしようかと思っていました。でもつい先日、車高調について調べている際、富山近辺で4輪アライメント調整ができるお店としてカルバン富山本店が検索結果の上の方に上がってきたわけです。

カルバンというお店は聞いたことがなかったのでホームページを見てみたところ、ホイールとタイヤの品揃えは富山県内最大級とあります。またアライメント調整の方もちゃんとしてそうだったので記憶に残ったというわけ。


実際にお店を訪ねてみると、入口付近にはタイヤがずらっと並び、中に入るとホイールがずらっと並んでいます。確かに先日行ったスーパーオートバックス富山南店よりも品揃えはよさそう。

店内(日曜なのにお客さんはまばらだった)をウロウロしながらBBSのホイールを探していると、奥の方にBBSの大きなコーナーがあるのを発見。ちゃんと数えなかったけど30〜40種類くらい並んでいたように思います。

※ご存じかもしれませんが、BBSの製造は富山県高岡市に本社があるBBSジャパンが行っています。いわばご当地ブランドとも言えるわけで、品揃えが多いのもうなずけますが、スーパーオートバックスは数種類しか並んでませんでした。


似たデザインが多いにもかかわらず型番が書いてないのでどれがRG-Rなのか自信が持てません。そこで定員さんを呼んでRG-Rを見せてもらい、カラーをどうするか(ダイヤモンドシルバーにしようかどうか)迷っている旨相談したところ、私のスイスポの横に実物のホイールを置いて見てみましょうという有り難い申し出がありました。

1本は第一候補であるRG-Rのダイヤモンドシルバー、もう1本は比較のためにRFのダイヤモンドブラックです。


※RG-R ダイヤモンドシルバー


※RF ダイヤモンドブラック

頭で想像するのと実際にクルマの横に置いて見てみるのではリアリティが別物ですね。ダイヤモンドブラックもカッコいいけど濃いめのシルバーメタリックボディーなので少し暗い印象になります。

一方のダイヤモンドシルバーはホイールが明るい分メリハリがあるし、全体的にシャープな印象になります。

またデザインについてはスポークタイプのRFも悪くはないんだけど、やっぱりBBSらしいメッシュデザインのRG-Rの方が好きですね。


と言うことで当初の予定通りRG-Rのダイヤモンドシルバーに決めました。あとは価格次第なので、Pilot Sport 4とのセット価格を出してもらったところ、38万円弱でした。ディーラーよりも2万円ほど安いです。

さらにキャンペーンでロックナットもしくは別カラーのセンターエンブレムをつけてくれるとのことだったので、ロックナットを選んで即決。ロックナット(1万円)は元々つけようと思っていたので合計するとディーラーでつけるよりも3万円安くなりました。


在庫を調べてもらったところ、RG-R(RG784)はコンピューター上ではBBSジャパンに5本在庫があるけれども金曜夜時点での情報なのでそれを引けるかどうかはわからないとのこと。もし引けなかった場合は約2ヶ月かかるそうです。(ちなみにスズキのディーラーは2ヶ月という返事でした)

一方のPilot Sport 4はメーカー在庫が無く入荷が4月上旬とのことなので、セットで揃うのは最短で4月上旬、遅い場合は5月上旬になりそうです。

要はBBSの在庫が引けるかどうか次第なので、週明けにBBSジャパンに確認して結果を連絡してもらうことにしました。果たして結果は如何に?


【3/16追記】
BBSの在庫は引き当てられました♪ Pilot Sport 4が入荷する4月上旬には履き替えられそうです♪

スイフトスポーツのドレスアップ&カスタマイズ #7-① 〜TDI Tuning CRTD4® Petrol Tuning Box

ECUを書き換えるかサブコンにするかで迷ったあげく、もしもの時にノーマル状態に戻しやすい(ECUに痕跡を残さない)サブコンを載せることにしました。

ECU書き換えの方がレブリミットの変更や低回転でのトルク上昇が見込めるという意味で良いのですが、今回は安全策をとりました。


スイスポ用のサブコンはいくつかのメーカーから出ていますが、今回はTDI TuningのCRTD4® Petrol Tuning Box(Bluetoothオプション付) を選択。HKSのPower Editorと迷いましたが、Power EditorはWindows PCが無いとセッティングできないこと、またTDI Tuningはスマホで設定変更(1〜7レベルでのパフォーマンス設定)が可能であることも大きな選択要因です。


Amazonで注文し昨日届いたものの、生憎の雨だったため本日の午前中にインストール作業を実施しました。

マニュアルに従い、まずはボンネットを開けドアを全て閉めた状態で5分間(実際には安全を期して10分間)放置します。これはエンジンのセンサーの残留電流を完全に除くためとのこと。

またワイヤレスキーはクルマから6m以上離しておくとのことなので、自宅の電波遮断ボックスの中にしまっておきました。


待っている間にサブコンを割り込ませるセンサーコネクタの位置を確認。

Boost B1のハーネス(コネクタ)は、エアクリーナーボックスの後部左下付近にあるセンサー①に割り込ませます。


Boost B2のハーネス(コネクタ)はこのセンサー②に割り込ませます。


センサー②の方はアクセスしやすい場所にあるけれど、センサー①はエアクリーナーボックスの裏なので作業が面倒そうです。


10分経過後、まずは面倒そうなセンサー①の方から作業を開始しました。

左手を突っ込んで、コネクタ上部のノブを押し下げながらコネクタを引き抜き(車両正面から見て右から左方向にコネクタが刺さっているので、実際には引き抜くと言うよりも押し抜き)ますが、何度やってもビクともしません...(>_<)

右手と左手を交互に使いながら20分ほど作業しましたがどうしても外れません。これはエアクリーナーボックスを外さないとダメかなという思いが頭を過ぎりましたが、面倒なのでできれば外さずに何とかしたいもの。


そこでiPhoneのカメラを2X望遠にしてコネクタを見てみたところ、ノブを押し下げると持ち上がる爪の部分が目視できます。と言うことはノブを押し下げながらマイナスドライバーで爪を持ち上げてやれば外れやすいのでは?


早速マイナスドライバーを持ってきてトライ。右手で下側からドライバーを差し込み、左手でコネクタのノブを押しながら引き抜きます。

最初は、爪の部分を折りたくないのでドライバーの方は加減して爪を持ち上げていましたが、それではダメそうなので持ち上げる力を少し強めてトライ。

まだダメなので、3回目はかなり力を入れて持ち上げながらコネクタを引き抜いたところ、スポッと外れました...(^O^)


予めエンジンの後部を通して引き回しておいたハーネス(Boost B1)のオス側のコネクタを引き抜いたコネクタにはめ込み、もう一つのメス側のコネクタを車両側のセンサー①のコネクタにはめ込みます。


次にセンサー②のコネクタを外して(こちらはすぐに外れました)Boost B2のオス側コネクタをはめ込み、外したコネクタにBoost B2のメス側コネクタをはめ込みます。


とりあえずこの状態でハーネスのカプラーとチューニングボックスを接続し、イグニッションをONにします。するとチューニングボックス上部のLEDの4番目が点灯したので、接続は正しくできているようです。


イグニッションをOFFにしてチューニングボックスからカプラーを外し、チューニングボックスの取付場所とハーネスの取り回しを検討。

チューニングボックスはWebで見た取付事例を真似してヒューズボックスの上に取りつけることにしました。ただしプラスチックのヒューズボックスの上にプラスチックのチューニングボックスを直接載せるのが嫌だったので、3Mの両面テープをチューニングボックスの4隅に貼り付けてヒューズボックスに固定した後、タイラップでチューニングボックスを固定しました。

チューニングボックスの固定は、カプラーの部分とボックス左後ろ隅にある穴の2カ所を、タイラップで車両(ヒューズボックス取付用ステイ?)に固定しました。


最後にハーネスを固定するわけですが、センサー①に繋がっているハーネス(Boost B1)をエンジンの後ろ側で固定する場所が見つかりません。仕方がないのでECUのケーブルに固定することに。

またBoost B2のハーネスもうまい位置が見つからず、やはりECUのケーブルに固定しました。


この状態だとハーネスがボンネット裏に接触しそうだったので、チューニングボックスの後部左の穴を使ってハーネスを固定し、ボンネットと接触しないようにしました。


温度が高くなるエンジンパーツや可動部にハーネスが接触しないかどうかを再度確認し、タイラップの余り部分をカットして取付作業は終了。


あとは事前にダウンロードしておいたコントロール用アプリを立ち上げ、同封されていた6桁のコードを入力してユニットとペアリング。アプリ側でもレベル4が表示されました。


これで作業は全て完了です。


その後、レベル4で30km、次にレベル1から7まで順次15km走行して学習プロセスを行いました。


気になる効果については次回に。

audio restarted #2 〜KOJO Crystal Eの導入

機材を買い替える経済的余裕はないけれど、手頃なアクセサリーくらいであれば試すことはできます。

新環境での音の良さに気をよくしたこともあり、1つ試してみることにしました。


東京の部屋は暗騒音が大きかったこともあってかほとんど効果がわからなかった自作仮想アース。でも新環境は部屋のS/N比が高いので、仮想アースの効果もわかるのではないかと思った次第。

とは言え、以前作った仮想アースは引っ越し時に処分してしまったので、今度は自作ではなくちゃんとした製品を導入することに。

理想を言えばTerosの Grounding Noise Reducer 5.1 もしくは Mini 5.1 とかよさそうなんだけど、流石に高いのでお手頃で評判が良いKOJOのCrystal Eを試してみることにしました。



例によってAmazonで注文し、翌々日に到着。

余談ですが、富山でも注文の翌日に到着する場合が結構多いので、地方の不便さはさほど感じませんね。とは言え年明けの大雪の時には宅配便の配送が完全にストップして大変でした。通常に戻るのに結局2週間くらいかかったように思います。


さて、現在使用している機材のうちアース端子がついているのはNagra PL-Lだけです。なのでまずはPL-Lに接続してみました。アースケーブルはCrystal E付属のものを使用。


結果は次の通り。

  • ホールの気配みたいなものが以前よりも少し強まった


僅かではあるけれど、明らかに効果が認められました!


次に、付属のRCAタイプのアースケーブルを使ってMeitner MA1 DACに接続してみました。

しかしながら今度はPL-Lの時のような効果は感じられず、むしろ音の明瞭さが僅かに落ちるように感じます。

システム環境によるところが大きいとは思うけど、効果がある製品とない製品があるようです。


とは言えPL-Lに関しては明らかに効果があったので、今度はCrystal Eをもう1台追加した2個連結と、別売のアースケーブルを試してみることに。



Clone2はPL-Pとの接続に、AETの方はCrystal E同士の連結に使用する目論見。


まず最初にClone2を試してみました。Crystal Eは1台です。

  • ヴァイオリンの消え際の音の立体感が増したように聞こえる


明らかに差がわかると言うほどではないにせよ、やっぱり違いはありますね。


次はいよいよCrystal Eの2個連結です。連結にはAETのアースケーブルを使用。


左側のCrystal EがPL-Lのアース端子につながっています。右側はスレーブ。


2台はAETのアースケーブルを介して繋がっています。


その感想はと言うと

  • 先に感じたCrystal Eの効果が同じ方向性で強まった感じだけれど、2倍になるわけではない


確かに1台の時よりは2台の方が効果は感じられるものの、費用対効果を考えると...。


ちなみに連結ケーブルをAETから付属のケーブルにしてみましたが、あまり差はわかりませんでした。機器との接続用ケーブルの方がケーブルの差が出やすいと言うことでしょう。

なので2個使用の場合の連結ケーブルは付属のケーブルで十分だと思います。


折角2台買ったのだから、1台はPL-Lに使用し、もう1台は別の機器に使用したいところですが、YラグあるいはRCAタイプのアースケーブルで接続できる機器がMA1 DAC以外にありません。

別の機器で使用するとなると、筐体のネジかどこかに接続するか、もしくはXLR、USB-A端子用のアースケーブルを入手/自作するしかありませんが、面倒なので今後の課題としておくこととし、当面はPL-Pに2台連結で使用したいと思います。


今回の結論。

飽くまで我が家のシステム環境においてですが、Crystal Eは効果がありました。アースケーブルによる音の違いもあると思います。

でも2台連結については費用対効果が悪いかな。個人的には、1台を付属ケーブルで使用するか、余裕があれば別売アースケーブルを導入するのが費用対効果的には良いと思いました。

audio restarted #1 〜仮セッティングと音出し

12月18日に母を施設から自宅に迎えてから数日後、丸一日かけてオーディオのセッティングをしました。

基本的には東京での最終形と同じ。Z1ESを外した場所にSoundgenic + リニア電源を置いたり、Oracleの電源の横にSonore ultraRendu + リニア電源を置いたりと微妙な違いはありますが、ラックおよびスピーカーのレイアウトは東京と全く一緒です。

使用機材も変わっていないので、違いは部屋の環境と電源環境ということになりますね。


オーディオ&ビジュアル用の専用電源は分電盤(テンパールの普通のやつ)の主ブレーカーに一番近い子ブレーカーからHS&T 住友日立 EEF/F 2mm 2芯を使用して引いています。このケーブルを選んだのは音が柔らかいというレビューをどこかで見たことがあるから。


実はもっと高価なオーディオ専用のケーブルを使うことも考えたのですが、東京での最終形の音に特段不満は無かったし(東京のマンションもオーディオ専用の電源にしていましたが、屋内配線用ケーブルは他の配線と同じ極一般的なケーブルでした)、基本的に年金生活になるのでこれまでのようにオーディオにお金をかけることは難しく、少し肩の力を抜いてオーディオというよりは音楽を楽しんでいこうと思った故に、あえてオーディオ用を選びませんでした。

ALLIONとかのオーディオ専用の分電盤を使わなかったのも同じ理由ですが、せめてもの拘りでHS&T 住友日立のケーブルを選びました。あとからヤマイチさんから聞いて知ったのですが、リフォームで交換・新設した全ての電源に関しては全てこのケーブルを使ったとのこと。価格も高くないので場所によってケーブル(線材)を変える方が面倒だから、とのことでした...(^_^)


オーディオ用電源の屋内ケーブルは当然新品だし、オーディオ機器は1ヶ月以上通電していない状態だったので、オーディオの仮セッティング後3日間通電をし、クリスマスの夜10時頃から富山で初めての音出しをしました。ソースはSoundgenicで、クラシック、ジャズ、ロック、JPOPなどの広いジャンルから数曲ずつ楽曲をセレクトして試聴。



最初の楽曲は当然ヴァイオリンソロで、Isabelle FaustのSonatas & Partitas for solo violin 2010からBachのPartita IIを選んだのですが、出てくる音を聴いた時には本当にビックリしました!


「東京で聴いていた音よりもかなりいい!」


それから10曲ほど試聴した感想は以下の通り。

  • 音色は同じなんだけど、耳に届く情報量がかなり増えている。東京では聞こえなかった音が聞こえるし、ヴァイオリンの消え際の音の表情まで聞き取れる。
  • 音の鳴り方が伸びやかでストレスがない。透明感も上がった。
  • 何故かはわからないが低音の量感が明らかに増えた。ちなみに機器のセッティング(インシュレーター、ケーブル)は東京と全く同じ。
  • 不自然な響きや音のこもりは全くない。
  • サウンドステージが左右方向に広くなったが、右側の方が若干広く感じる。上下および奥行きの広さはさほど変わらない。
  • 楽器の位置や空気感が以前よりもハッキリとわかるようになった。ヴィヴァルディの四季がこんな風に聞こえたのは初めて!


先に書いたように東京との違いは部屋の環境と電源環境だけなのですが、音のレベルが確実にワンランク上がったように思います。そこでその理由について少し考察してみました。


◆部屋の環境について

  • 東京の部屋は山手通り沿いの騒音(暗騒音)が大きい場所だったが、富山の部屋はクルマの音も近所の家からの音も何も聞こえないような静かな環境であること。間違いなくこれが最大の要因。
  • 壁紙に吸音効果がある織物クロスを使用したこと、ダブルベッドが置いてあること、スピーカー対面の窓・壁を全面カーテンで覆うことができ、スピーカー背面の窓もカーテンで覆うことができるために、余計な響きを抑えられている。
  • 部屋全体の広さ自体はさほど変わらないが、東京では部屋の一部(面積的には1/3ほどで、左右の幅が狭い領域)がオーディオスペースだったのに対し、現在は部屋全体(クローゼット部分を除く)をオーディオスペースとして使えている。セッティング自体はどちらもニアフィールドだけど(スピーカーとリスニングポイントの距離はほぼ同じだが、左右スピーカー間の幅は20cmほど拡がった)、東京よりも広いスペースの中でのニアフィールドセッティングとなっているため、スピーカー周りの空間がかなり広くなった。そのことがサウンドステージの左右の拡がりと楽器の定位感の向上に寄与した。
  • 左スピーカーとCDラックとの距離よりも、右スピーカーと壁との距離の方が1m近く長い。また左スピーカーのすぐ後にはラックがあるのに対し、右スピーカーの後には何もない。つまり右スピーカー周りの空間の方が広く、そのことがサウンドステージの拡がりの左右差となっている。
  • 東京の部屋は天井高が270cmと高く、富山の部屋は240cmと30cmも低いにもかかわらず、音の拡がりやスピーカーの鳴りの良さは明らかに富山の部屋の方が良い。勿論、平面方向での空間が広くなったことも影響していると思うが、それに加えて(結果的にだが)ツイーターの位置(高さ)が床と天井のほぼ中間にあることも鳴りの良さにつながっている気がする。


◆電源環境について

  • 根本的に、都心の、しかもマンションの電源環境よりは、田舎の一軒家の電源環境の方が良い(ノイズが少ない)こと。実際、P10(電源リジェネレーター)の入力歪率を見ると、東京は3.6%だったけど現在は1.8%なので、歪率は半減している。とは言え、P10が電源をきれいなサイン波に作り直しているのだから入力歪は関係なさそうな気もするけど、P10自体を駆動する電源環境が良い方が出力する電源質も良くなるのではないかと思わなくもない。
  • 東京の電源周波数が50Hzであるのに対し、富山は60Hzであること。電源周波数が高い方が音が良いらしいので。


自分なりに整理してみると、やっぱり部屋の環境〜特に暗騒音の少なさ(部屋のS/N比の高さ)が最大の要因ですね。次がスピーカー周りの空間の広さとスピーカー(ツイーター)の位置かな。

まあ理由はともあれ、実際に音が良くなっているのは間違いの無い事実なので、私としては嬉しい限りです♪


これに気をよくし、少し投資をして新たなアクセサリーを導入しました。その話は近いうちに。

スイフトスポーツで初の高速走行

オーディオの話に行く前にスイスポの話を1つ。


22日の朝からマンションの引き渡し手続きがあるため、前泊で東京に行ってきました。

当初は新幹線で行くつもりだったけど、慣らしにちょうどいいなと思いスイスポで。往復900km程なので、富山に戻ってから1ヶ月 or 1000km点検を受けられる意味でもグッドタイミングです。


21日は夕方から会食(2名)の予定があり、また22日はショートステイに預けている母が夕方帰ってくるため、寄り道をしながらのんびり走る時間的余裕はありませんでした。
往きはともかくとしても、できれば帰りは松本まで中央道で行き、そこから158号〜471号〜41号で富山に出るルートを取りたかったです。ワインディングロードが多くて楽しいんですよね。

まあ次の機会があればそうするとして、今回は往復ともに北陸道上信越道〜関越道という最短時間ルートを取りました。

9時に自宅を出てガソリンを満タンにし、途中2回休憩して和光市駅前のホテル(会食が和光市駅近くのイタリアンで、翌日の引き渡し手続きが池袋だった故に、わざわざ都内に泊まる必要はないなと...)に到着したのが14時だったので、往きは5時間で着いたことになります。

上信越道は十数年前?くらいに走ったことがあるのですが、当時は片道1車線の区間が結構あったのでトラックに引っ掛かってイライラしたという記憶しかありません。でも今は片道完全2車線化していて、しかも交通量が非常に少なかったのでとても快適に走ることができました♪


※新井PA


高速を走るのはスイスポが納車されて初めてだったので、まだ試していなかった全車速追従式ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)を使ってみました。

ACCを簡単に説明すると、前走車がいないときは設定した速度で走り、前走車が現れるとその速度(実際には車間距離?)に自動的に合わせて走ってくれるという機能です。

6ATの場合は全車速追従式なので、前走車がブレーキを掛けて停止するとスイスポも追従して停止します。ただし停止後2秒でブレーキが解除されるため停止後は自分でブレーキを踏まなければならず、また前走車が発進した場合は、ブレーキを離した後にACCのRESスイッチを押さないと追従はしてくれません。なのでトロトロ走り続けている渋滞時には使えるけど頻繁に停止する渋滞では使えないと思います。

今回は前走車が停止するような状況はありませんでしたが、往きの1/4くらいの距離はACCを使って走行してみました。

その感想はというと、「クセを理解して使えば非常に便利!」。


その昔、ホンダのビガーに乗っていたという話を以前書きましたが、実はビガーにもクルーズ・コントロールがついていました(確か燃費も表示された)。その当時の技術なので単純に速度が一定になるようアクセルをコントロールするという機能です。
当然ながら前走車の有無など関係ないので、自分が先頭で走っている時ならともかく前走車がいる時は自分で速度調整をしなければならないため、結論としてはほぼ使えない機能でした。

その印象があるのでACCに対してもさほど大きな期待はしていなかったのですが、ACCは全くの別物ですね。しかもスイスポは中低速トルクが強いので、6速でそれなりの登り坂に入っても平気で速度を維持してくれるからストレス皆無です。

なお設定速度の維持精度は高いけれども状況によって±2kmの誤差はありました。でも前走車の速度に追従するので(前走車がスピードを上げた場合は設定速度まで)、維持精度はあまり関係ありませんけどね。


基本的にはとても便利なACCではあるものの、唯一気にいらなかったのは前走車との車間距離の設定。ステアリングコラムのスイッチで車間距離を3段階に設定できるものの、一番短い車間距離に合わせても自分の感覚的には車間距離が長すぎるのです。
それ故、走行車線をACCで走っている際に前走車が近づいてきたら追い越し車線に出ようとするのですが、その前に車間距離による減速が働いてしまうのです。

追い越し車線に出ようと考えている時に減速されるため、ハッキリ言ってムカッとします。「まだ距離あるのに何で?」って感じ。ちなみに車間距離を最大にしていると、めちゃくちゃ距離があるのに減速が始まります。安全重視なのは理解できるけど、ちょっとねぇ。

3回ほどムカッとすると流石に私も学習するので、車線変更はかなり前の段階ですることにしました。それさえ覚えてしまえばACCはメチャクチャ便利だと思います!


一方、ACC以外で高速を走っていて気になったことが3つありました。

1つは高速走行時にハンドルをスパッと切ると結構ロールするということ。街中だと気にならなかったけど、スピードが出ているとフワッとロールするので、なんかお尻がムズムズして気持ち悪いです。やっぱりTEINの車高調とEDFC active pro(電動減衰コントローラー)を入れたいなぁ...。

2つめは、ハンドリング(ステアリングを切った時の応答性)の感触が少し甘いかなということ。ハンドルを切れば切った分曲がるんだけど、その時の感触に曖昧な感じがあります。それは直進時にも感じることで、真っ直ぐ走っていてもビシッとしない感じがあるんですよね。
尤も今回はスタッドレスブリヂストン・ブリザックVRX2)を履いていたのでその影響が大きいかもしれませんが、それだけでは無さそうな気が...。

3つめはATモード時にアクセルを一気に踏み込んだ時の挙動について。私はAT車もターボ車も買うのが初めてなので単なる理解不足かもしれませんが、高速走行時にアクセルを一気に踏み込むとターボブーストが効き半テンポ遅れくらいで加速するのかと思いきや、まずギアがキックダウンしてレブメーターが跳ね上がり、その後にブーストがかかるので、タイミング的に1.5テンポくらい遅れて加速するわけです。
勿論その時の回転数にもよるとは思うけど、2500rpm以上回っている場合はキックダウンせずにブースト効かせた方が加速までのレスポンスが短いんじゃないかなと感じた次第。なので高速巡航時はATではなくMTで6速に入れて走った方が良いのかもしれません。


ということでいくつか課題も見えてはきましたが、総合的には(街中だけでなく)高速走行もとっても楽なスイスポでした♪

MyRoom(オーディオルーム兼寝室)はこんな感じになりました♪

MyRoomの現在の状態です。

予算が限られていたのでオーディオ(音)視点では電源、壁紙、カーテンくらいしか対策できなかったけど、まあまあ使いやすい部屋になったと思います。これであと2〜3畳広かったらなぁ。



部屋のほぼ全景。オーディオの話は別にやりますが、機材レイアウトはほぼ東京にいた時のままです。



計算通りCDは全部入りました。とりあえずジャンル別には分けたけど、アーティスト別の分類は完全には出来てないので今後の課題。
DVD&BDはアニメBOXセットが段ボール2箱分、録画したアニメ&映画も段ボール2箱分入り切りませんでしたが、当初の想定以上に入ったなと思います。



図面上で事前にシミュレートしていたのでわかってはいたけど、やっぱりダブルベッドはスペースを食うなぁ。できればシングル(もしくはセミダブル)に買い替えたいけど勿体ないなぁと躊躇しています。その前にソファーを買い替えないと...。



ソファーは例の柱の前に置かざるを得ませんでした。スピーカーとの距離をもう少し取りかつ座面を高くしたいので〜東京でリスニングポイントに置いてあったソファーは奥行きが長すぎてスピーカーとの距離がさらに短くなるため、リビングで使うことに。今置いてあるのは別のソファーだけど座面が低いのです〜、3人掛けは諦めて柱の右横における2人掛けのソファーに買い替える予定。



地袋の上(リスニングポイントの真後ろ)にはSC-C50とLSPX-S2を設置しました。BGM的に音楽を聴く場合はこちらを使用します。
左隅にあるのはヘッドフォンシステム等々。ベッドをシングルにするとTVの右横に置けるのですが、ヘッドフォンシステムはあまり使わないような気もするし、どうするか思案中。またメインシステムを最低限必要なものだけにしたので、Z1ESとOPPO 105JPも梱包状態でここに置いてあるんだけど、こいつらがなくなればここに自転車を置けるんだけどなぁ。



内窓を開けるとちっちゃい庭が見えます。またまた雪模様となりかなり積もってきています。
これもオーディオに触れる際に書きますが、部屋のSN比が高く静粛モードにしてもエアコンの音が気になるので、凄い昔に買ったPhillipsのオールヒーターを出してきました。でもこれだけだと寒いのでホットカーペットを併用しますが(電気代は高い!)、ノイズレスでいい感じ♪



カーテンは遮光カーテン(遮光2級)にして、窓枠高ではなく天井高でオーダー。特殊なパーツを使ってカーテンレールはできる限り高い位置に設置してもらいました。これだとカーテンを閉めると窓も地袋も完全に隠れるのでスッキリして見えること、スピーカー対面の壁の吸音コントロールの幅が大きいがことがメリット。開けるとライブになるし閉めるととデッドになるので、いい感じのところを探るつもり。



システム背面の窓のカーテンは開け閉めしにくいので、紐を引っ張ることで開閉できるタイプにしました。
カーテンを遮光1級ではなく2級にした理由は、システム背面の壁紙の色とカーテンの色味を合わせることを優先したから。とは言え2級でもそこそこ暗い状態に出来るので、ドピーカンの昼間でも映画は十分楽しめます。


次回からはオーディオについて書いていきたいと思います。